【熊本南SR】屋根の劣化症状(浮き・反りについて)
こんにちは!いつもスターペイント熊本南のブログをお読みくださりありがとうございます。
大暑が続いておりますがお変わりありませんでしょうか?
皆さまくれぐれも事故や体調に気を付けてお過ごしくださいませ🌹 さて今回は屋根の劣化症状の一つ屋根材の浮きについてお話していきたいと思います。
では早速、屋根材が浮いて来る原因と対処方法についてお伝えしたいと思います。
■浮きの事例をご紹介
スレート屋根(コロニアル、カラーベスト)
軽量で地震対策にもなり、安価な材料の為、近年でもっとも普及しているの屋根材ではないでしょうか? 経年が過ぎると、太陽光の紫外線を長期間照射される事によってスレート材表面の塗膜が剝がれてきます。剝がれてくると塗膜での保護が薄れるので、スレート材自体が雨水を吸い込み始めてしまいます。
素材自体がセメントで形成されているため水を吸い込む事により膨張し始め、雨が上がり太陽光に当たると表面から乾き始めるので反りが生じるのです。 その結果、スレート材同士の重なり面に隙間が出て浮きが発生してしまいます。
屋根板金の釘、ネジの浮き
板金が設置してある部分に発生します。 スレート屋根でも棟部分は板金でカバーしてあるので、その部分で起きてしまいます。
屋根上の板金部分は日中、太陽にさらされているので高温状態になります。 そして夜には気温が下がりますので、熱膨張を起こした状態から冷える事により収縮していきます。 これを経年経過の過程において、繰り返す事により板金を止めている釘がせり出てきてしまうのです。
瓦屋根の浮き
瓦屋根は経年劣化に強く、長持ちする屋根材です。
しかし屋根の上に何十年も乗っていると、台風の強風を受け、瓦にズレが生じる事があり、飛来物により瓦が損傷する事もあり、その影響から雨漏りにつながる事があるのです。 また、古い屋根瓦を長年使用している状態だと瓦を安定する為に土が葺かれているのですが、経年により、次第に瘦せはじめ、瓦の安定が出来なくなり、瓦の浮きやズレを発生させることもあります。
屋根材の浮きを放置すると
最初は小さな浮きでも、放置状態が進むと棟板金の下に大きな浮きができてしまうこともあります。 そうなると、台風などの強風の時に板金ごと飛ばされてしまう事態になり大変危険です。
また、隙間から雨水が侵入しますので、下地材を痛めてしまいます。 水が屋根材を超えて浸入すると、最初はルーフィングシートで持ちこたえますが、ルーフィングの防水機能が無くなると今度はその下の野地板にまで浸透し、放置すれば腐食に繋がり大変な事態になりかねません。
浮きの対象方法とは
■板金屋根・棟板金
早期の状態ならば突き出てきている釘や木ネジを打ち付け、締め直して板金材を押さえます。 また棟板金の周りをコーキング材を充填する補修を行います。 さらに緩み防止で釘や木ネジ部分にもコーキング材を打っていきます。
しかし締め直しても止まらない場合は下地の部材が雨水の侵入で痛んでいることを疑ったほうが良いでしょう。 下地の貫板が雨水の侵入で腐っている可能性がありますので、板金を取り外し、新たに貫板を交換して補修工事を行います。
■スレート屋根の場合
新築時のスレートの塗膜も経年により次第に厚みが失われてきていますので、放置しておくのは劣化を進めていってしまうので危険です。そこで塗装によるメンテナンスがとても重要になってきます。 新たに塗膜を形成し保護していきお家を長持ちすることに繋がります。
■瓦屋根の場合
瓦のズレや浮きの影響で雨漏りが発生してきたらその都度補修で対応するのですが、年数が経過した瓦屋根の場合、都度補修では補うことが出来なくなりますので、どこかのタイミングで屋根瓦をすべて外してす葺き替え工事を提案することもあります。
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