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熊本地震で屋根や瓦がずれた、割れたときは?地震後に確認したい症状と安全な点検方法

2026.08.21

お知らせ
屋根画像

このたび「令和8年熊本地震」により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

スターペイントは、熊本県内に熊本北店・熊本南ショールーム店・益城店の3店舗を構え、 地域の皆さまの住まいに携わってまいりました。
地震発生後、各店舗には県内の皆さまからお住まいの修繕に関するご相談が届いています。私たちも現地の状況を直接把握しながら、日々対応にあたっております。

地震発生後、

「屋根の瓦がずれているように見える」

「庭に瓦のような破片が落ちていた」

「屋根の上が見えないので、被害があるのか分からない」

「今は雨漏りしていないけれど、このままで大丈夫なのか心配」

といった、屋根や瓦に関する不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

屋根は、普段の生活では状態を確認しにくい場所です。 特に地震後は瓦や屋根材が不安定になっている可能性もあるため、 ご自身で屋根に上って確認することは避けてください。

地震によって瓦にずれや割れが発生していても、地上からは分かりにくい場合があります。 一方で、瓦が少しずれているからといって、必ず屋根全体の大規模な工事が必要になるわけでもありません。

大切なのは、まず現在の屋根の状態を安全な方法で確認し、 どの部分に、どの程度の影響が出ているのかを把握することです。

この記事では、2026年7月28日に発生した熊本地震を受け、 地震後に確認したい屋根・瓦の症状、安全な確認方法、修理を検討する際の注意点、公的な支援制度などについて解説します。

1. 地震によって屋根・瓦にはどんな被害が起こる?

地震による屋根被害というと「瓦が落ちる」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし実際には、完全に落下するような大きな被害だけではなく、 地上からは分かりにくい小さなずれや割れが発生することもあります。

起こりやすい被害について5点ご説明します。

① 瓦のずれ・浮き

地震の揺れによって瓦の位置が動き、本来きれいに並んでいた瓦の列がずれたり、 一部が浮いた状態になったりすることがあります。

地上から屋根を見た際に、

  • 瓦の並びが一部分だけ不自然に見える
  • 以前より瓦に段差があるように感じる
  • 1枚だけ浮いて見える

といった変化がある場合には、瓦の状態を確認した方がよいでしょう。

地上から見ただけでは実際にどの程度ずれているのか判断するのは難しいですが、 無理に屋根へ上る必要はありません。気になる場合は屋根の状態を専門業者へ相談することをおすすめします。

② 瓦の割れ・欠け

地震の揺れなどによって、瓦が割れたり欠けたりする場合があります。

瓦が割れたからといって、その瞬間から必ず雨漏りするわけではありません。 しかし、屋根本来の雨仕舞いに影響し、雨水が入り込みやすい状態になる可能性があります。

また、割れた瓦の破片が雨樋や庭、建物の周辺などへ落下することもあります。

家の周りを確認していて瓦のような破片を見つけた場合は、 頭上の安全にも注意しながら、屋根の状態を専門業者へ相談することをおすすめします。

③ 棟瓦のずれ・崩れ

屋根の頂上部分にある「棟(むね)」も、地震後に確認したい場所のひとつです。

平成28年熊本地震でも、旧来の工法で施工された瓦屋根などで、 棟部分を中心に瓦の脱落などが確認されています。

  • 棟のラインが波打っているように見える
  • 屋根の頂上部分が以前より傾いて見える
  • 棟部分の瓦がなくなっている
  • 漆喰のような白い破片が建物の周囲に落ちている

このような変化が見られる場合には、一度状態を確認してもらうと安心です。

参考: 国土交通省 国総研 屋根瓦を落とさない・飛ばさないための7つのQ&A

④ 瓦や屋根材の落下

瓦が完全に外れている場合には、屋根そのものの状態だけでなく、 落下による二次被害にも注意しなければなりません。

地震によって一度ずれた瓦が、その後の風や雨によってさらに移動し、 落下する可能性も考えられます。

瓦や屋根材が落ちている場所にはむやみに近づかず、 家族や近隣の方が通る場所であれば安全を確保したうえで専門業者などへ相談しましょう。

⑤ 瓦の下にある防水部分への影響

屋根は、表面に見えている瓦だけで雨水の侵入を防いでいるわけではありません。

防水シート(ルーフィングなど)
野地板などの屋根下地

一般的な瓦屋根は、このような複数の層によって住宅を雨から守っています。

そのため、瓦だけを見て屋根全体の状態を判断することはできません。 雨漏りなどが発生している場合には、瓦の下にある防水部分や下地も含めて確認する必要があります。

2. 地震後に自分で確認できる屋根・瓦のチェックポイント

屋根の状態が心配でも、まずご自身で屋根に上る必要はありません。

安全な場所から確認できるポイントがありますので、 次のような変化がないかチェックしてみましょう。

地上から屋根を確認する

    • 瓦の列が乱れていないか
    • 一部の瓦だけ浮いていないか
    • 瓦が抜けている場所がないか
    • 屋根の頂上部分が曲がって見えないか
    • 地震前にはなかった段差や違和感がないか

「以前と何か違うような気がする」という程度であっても、 安全な場所から写真を撮っておくと、その後の状態を比較する際にも役立ちます。

庭や建物の周囲を確認する

屋根だけではなく、地面にも被害のサインが残っている場合があります。

  • 瓦の破片
  • 屋根材の破片
  • 漆喰のような白い破片
  • 雨樋の部材
  • 金属片など

ただし、頭上から瓦などが落下する可能性がある場所には近づかないようにしてください。

室内の天井や壁を確認する

屋根に異常がある場合、室内に変化が現れることがあります。

  • 天井に新しいシミができた
  • クロスが変色している
  • 天井や壁が湿っている
  • 以前にはなかった湿った臭いがする
  • 雨が降ったときに水滴や雨音が気になる

雨漏りは、必ずしも天井から水がポタポタ落ちてくる形で発生するとは限りません。

天井裏や壁内部など、普段は見えない部分で雨水が広がっているケースもあるため、 地震後に新しく現れた変化があれば注意しましょう。

雨が降った後にも確認する

地震直後に雨漏りしていなかったからといって、 屋根にまったく問題がないとは限りません。

地震による影響 瓦・屋根材の損傷 降雨 雨漏りが表面化

地震後に雨が降った際には、天井や壁などに変化がないか改めて確認してみてください。

3. 地震後に自分で屋根へ上るのは避けてください

「屋根が心配だから、自分の目で確認したい」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、地震後の屋根へご自身で上ることはおすすめできません。

  • 瓦が十分に固定されていない可能性がある
  • 踏んだ瓦がずれる可能性がある
  • 一見問題のない部分も不安定になっている可能性がある
  • 高所からの転落事故につながる危険がある

また、ご自身で瓦を動かしたり応急処置をしたりすると、 元々の被害状況が分かりにくくなる場合もあります。

「屋根に上らなければ点検できない」というわけではありません。

高所カメラなどを活用することで、 屋根へ無理に上ることなく状態を確認できるケースもあります。

4. 「瓦屋根は地震に弱い」は本当?

地震が発生すると、 「瓦は重いから地震に弱いのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。

しかし、「瓦屋根だから地震に弱い」と単純に判断することはできません。

瓦そのものだけではなく、どのような方法で瓦が固定されているか、 屋根や建物がどのように設計・施工されているかなども重要です。

国土交通省では瓦屋根の安全性向上を目的として緊結方法に関する基準を改正し、 2022年1月1日から新築住宅などについて、 軒・けらば・棟だけではなく平部を含むすべての瓦を緊結する基準が施行されています。

確認ポイント 考え方
屋根材 瓦であることだけで安全性を判断しない
固定方法 瓦がどのように固定されているかも重要
施工時期 施工された時期によって採用されている基準が異なる場合がある
現在の状態 築年数だけではなく現在のずれ・破損などを確認する

そのため「瓦だから危険」と考えるのではなく、 現在どのような状態なのかを確認することが大切です。

出典: 国土交通省「瓦の緊結方法に関する基準の強化」

5. こんな症状があれば屋根・瓦の点検を検討しましょう

地震後、次のような症状が確認できる場合には、 専門業者による点検を検討してみてください。

確認できる症状 考えられる状態 対応の目安
瓦がずれて見える 瓦の移動・固定部分への影響など 点検を検討
瓦が落下している 瓦の破損・脱落 近づかず相談
棟が曲がって見える 棟部分のずれ・破損など 点検を検討
瓦の破片が落ちている 瓦の割れ・欠けなど 点検を検討
天井に新しいシミがある 雨水が侵入している可能性 早めに確認
実際に雨漏りしている 屋根や防水部分への影響など 早めに相談

ただし、見た目だけで原因を断定しないことが重要です。

「この症状があるから、この工事が必要」とすぐに判断するのではなく、 まず原因と被害範囲を確認しましょう。

6. 瓦のずれや割れを放置するとどうなる?

瓦のずれや破損をそのままにしていると、 状態によっては雨水が屋根内部へ入り込みやすくなる可能性があります。

瓦がずれる・割れる

雨水が入りやすい状態になる

防水シートなどへの負担が増える

下地まで雨水が到達する可能性

室内の雨漏りにつながる場合も

また、ずれている瓦が風などによって落下すれば、 人や車、隣家などへの二次被害につながる可能性もあります。

一方で、瓦が少し欠けているからといって、 必ず屋根全体を工事しなければならないわけではありません。

「地震があったから屋根を全部交換する」のではなく、
「どこに被害があり、どこまで補修する必要があるのか」を確認することが重要です。

7. 地震で傷んだ瓦屋根はどんな修理をする?

瓦屋根の修理方法は、被害の場所や程度によって異なります。

瓦の差し替え

一部の瓦だけが割れたり欠けたりしている場合には、 該当する瓦を交換する方法があります。

瓦のずれの補修

瓦自体に大きな破損がなく、位置がずれている場合には、 瓦の位置や固定状態を確認したうえで補修するケースがあります。

棟部分の補修

棟瓦がずれていたり、棟周辺に破損があったりする場合には、 棟部分を部分的に補修するケースがあります。

防水部分・屋根下地の補修

瓦の下にある防水シートや屋根下地まで影響している場合には、 表面の瓦だけではなく内部の補修が必要になることもあります。

葺き直し・葺き替え

被害が広範囲に及んでいる場合や、 屋根自体の経年劣化も進んでいる場合には、 屋根全体の工事を検討するケースもあります。

8. 熊本地震では住宅の被害拡大を防ぐための支援制度もあります

2026年8月21日時点で、熊本県では令和8年熊本地震により被害を受けた住宅について、 雨水の侵入などによる被害拡大を防止するための 「住宅の被害の拡大を防止するための緊急の修理」が案内されています。

対象となる場合、屋根や外壁などについて、 ブルーシートの展張等の緊急措置に利用できる制度です。

熊本市でも、対象となる住宅について一定の要件を満たす住宅を対象に 1世帯あたり56,400円(税込)以内を限度額とした制度が案内されています。

修理前の写真を残しておきましょう

制度の利用などで被害状況が分かる写真が必要になる場合があります。 ただし、写真を撮るために屋根へ上る必要はありません。 地上など安全な場所から撮影できる範囲で記録してください。

支援制度の対象条件・対象地域・受付状況等は変更される可能性があります。 利用を検討する際は、必ず熊本県またはお住まいの市町村の最新情報をご確認ください。

参考: 熊本市「災害救助法 住家の緊急の修理制度」

9. 地震後の屋根修理では悪質な業者にも注意してください

大きな災害の後は、住宅に対する不安につけ込んだ営業にも注意が必要です。

こんな業者には注意

  • 突然訪問してきて「瓦がずれている」と言う
  • 「今すぐ直さないと危険」と契約を急がせる
  • 被害箇所の写真を見せない
  • 詳しい説明をせず大規模な工事を勧める
  • その日のうちに契約を求める

地震後だからといって、その場ですぐに工事を契約しなければならないわけではありません。

まず被害状況を確認し、工事が必要なのであれば 「なぜ必要なのか」「どこを直すのか」を理解したうえで判断することが大切です。

10. 屋根・瓦の点検を依頼するときに確認したい5つのポイント

1. 被害箇所を写真で確認できるか

屋根はご自身では見えにくい場所だからこそ、 「どこがどのようになっているのか」を写真などで説明してくれる業者を選びましょう。

2. 工事が必要な理由を説明してくれるか

「地震があったから危険」という説明だけではなく、 どの部分にどのような問題があるのかを確認しましょう。

3. 必要な工事範囲を見極めてくれるか

部分補修で対応できるケースもあります。 屋根全体の工事を提案された場合には、その理由を確認しましょう。

4. 見積内容が分かりやすいか

「一式」だけではなく、工事場所や内容、使用する材料などが確認できる見積書の方が安心です。

5. その場で契約を迫らないか

状態を説明したうえで、ご家族で検討する時間を設けてくれる業者を選びましょう。

11. スターペイントができること

スターペイントでは、外壁塗装・屋根塗装をはじめ、 屋根リフォーム、雨漏り修理、防水工事など、 お住まいに関するさまざまなご相談を承っています。

熊本県内には、 熊本北店・熊本南ショールーム店・益城店の3店舗があります。

例えば、このような段階でもご相談いただけます。

  • 瓦がずれているように見えるので確認してほしい
  • 瓦の破片が家の周りに落ちていた
  • 屋根に上れないので状態が分からない
  • 雨漏りしていないか確認してほしい
  • 他の業者から工事を勧められたので、一度状態を見てほしい

大切なのは、最初から工事を決めることではありません。

スターペイントでは、お問い合わせをいただいたお住まいについて、 外壁・屋根の建物診断を無料で実施しています。

診断をしたからといって、その場で工事を決めていただく必要はありません。

「屋根が心配なので、まず状態だけ確認したい」というご相談でも問題ありません。

まず屋根の状態を確認し、本当に補修が必要なのか、 どのような対応が適しているのかを考えていきます。

12. まとめ|地震後の屋根は「修理するか」より先に「状態を確認する」

地震によって屋根や瓦に被害が発生している可能性がある場合、 まず大切なのは焦って修理を決めることではありません。

瓦のずれや割れ、棟部分の変化、瓦の破片、天井のシミなど、 地震前にはなかった症状がないか安全な範囲で確認しましょう。

そして屋根の状態が分からない場合には、 ご自身で屋根へ上るのではなく、専門業者へ相談することをおすすめします。

「地震があったから工事をする」のではなく、
「現在の状態を確認してから必要な対応を判断する」

瓦の一部だけを補修すればよい場合もあれば、 屋根内部まで確認した方がよいケースもあります。

また、災害後は住宅への不安につけ込んだ営業にも注意してください。 突然訪問してきた業者から契約を迫られても、その場で決める必要はありません。

熊本県内で屋根・瓦のご相談ならスターペイントへ

地震後、

「屋根の状態が分からなくて不安」
「瓦がずれている気がする」
「庭に瓦の破片が落ちていた」
「雨が降ったときに雨漏りしないか心配」
「他社から修理を勧められたので、別の人にも見てもらいたい」

とお悩みの方もいらっしゃると思います。

すぐに修理が必要か判断できない段階でも問題ありません。

スターペイントでは、熊本北店・熊本南ショールーム店・益城店の3店舗を通じて、 地域の皆さまの住まいに関するご相談を承っています。

まずは現在の屋根・瓦の状態を確認し、必要な対応を一緒に考えていきます。



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