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外壁ひび割れは放置して大丈夫?熊本地震後に確認したいクラックの種類・危険度・補修方法

2026.08.24

お知らせ

ひび画像

このたび「令和8年熊本地震」により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

スターペイントは、熊本県内に 熊本北店・熊本南ショールーム店・益城店の3店舗を構え、 地域の皆さまの住まいに携わってまいりました。

地震発生後、外壁を確認した際に、

「外壁に今までなかったひび割れがある」

「「細いひびだけど、そのままにして大丈夫?」

「「地震でできたひびなのか、前からあったのか分からない」

「「ひび割れは外壁塗装をすれば直るの?」

「「業者からすぐ塗装した方がいいと言われて不安」

といった疑問や不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

外壁のひび割れは、建築業界では「クラック」と呼ばれることがあります。 ただし、外壁にできるひび割れはすべて同じものではありません。

塗膜表面だけにできている細かなひび割れもあれば、 外壁材そのものにひび割れが発生している場合、 建物の動きや下地の状態などが関係している場合もあります。

外壁にひび割れがある=すぐに外壁塗装が必要

というわけではありません。

大切なのは、ひび割れを見つけてすぐに塗ることではなく、 「なぜひび割れが発生しているのか」「どの部分まで影響しているのか」を確認することです。

この記事では、地震後に確認したい外壁ひび割れの種類、 ヘアークラックとの違い、0.3mmという数値の考え方、 補修や塗装を行う前に診断が必要な理由について分かりやすく解説します。

1. 外壁のひび割れ(クラック)とは?

「クラック」とは、建築分野でひび割れを表す際に使われる言葉です。

外壁には、日射や気温変化、乾燥・収縮、建物の動き、経年劣化など、 さまざまな要因によってひび割れが発生することがあります。

また、大きな地震の際には建物全体に力が加わるため、 外壁に新しいひび割れが生じたり、 もともと存在していたひび割れが目立つようになったりする可能性もあります。

ただし、 「地震後に見つけたひび割れ=今回の地震によってできたもの」 と断定することはできません。

地震以前からの経年劣化や乾燥収縮などが原因の場合もあるため、 発生場所や幅、方向、周囲の状態などを確認する必要があります。

2. 地震によって外壁にひび割れができることはある?

地震が発生すると建物には縦・横・斜めなど、さまざまな方向から力が加わります。

その影響によって、外壁材やその下地などに動きが生じ、 外壁表面にひび割れが現れる場合があります。

⚫︎建物の揺れによって外壁に力が加わる

外壁は建物の一部として地震の揺れを受けます。 建物が揺れることで外壁材や目地、開口部周辺などに力が集中し、 ひび割れや目地のずれなどが発生することがあります。

⚫︎以前からあったひび割れが広がる場合もある

外壁に以前から小さなひび割れがあった場合、 地震の揺れをきっかけにひびが広がったり、目立つようになったりする可能性もあります。

そのため、可能であれば地震前に撮影した住宅の写真と比較することも、 状態を把握する手がかりになります。

⚫︎窓やドアの周辺にひびが現れることも

窓や玄関ドアなどの開口部周辺は、外壁が連続していないため、 建物の動きによる力が集中することがあります。

特に窓の角などから斜め方向へ伸びているひび割れを見つけた場合には、 幅だけで判断せず、長さや周辺の状態も含めて確認しましょう。

3. 外壁ひび割れにはどんな種類がある?

外壁のひび割れには、原因や状態によっていくつかの種類があります。

見た目だけでは区別が難しいこともありますが、 代表的なものを知っておくことで、外壁を確認するときの参考になります。

①ヘアークラック

ヘアークラックとは、名前のとおり 髪の毛のように細く見えるひび割れのことです。

塗膜表面やモルタル外壁などに細かなひびとして現れることがあります。

住宅の補修に関する技術資料では、ひび割れ幅が 概ね0.3mm未満の場合と、それ以上の場合で補修方法を分けて考える例があります。

ただし、 「0.3mm未満だから必ず安全」という意味ではありません。

幅だけではなく、ひびの深さ・長さ・位置・周囲の状態などを確認することが重要です。

②乾燥などによって発生するひび割れ

モルタルやコンクリートなどは、施工後に乾燥する過程で水分が失われ、 材料が収縮することがあります。

この収縮によって細かなひび割れが生じる場合があります。

地震後に初めて気づいたとしても、 実際には以前から存在していたというケースも考えられるため、 発見した時期だけで原因を判断しないことが大切です。

③外壁材まで達している可能性があるひび割れ

表面の塗膜だけではなく、外壁材そのものまでひびが生じているケースもあります。

一般的には、建物や下地などの動きが関係しているひび割れを 「構造クラック」と表現することもあります。

ただし、ひび割れを見ただけで 「これは構造クラックだから危険」と断定することはできません。

建物の構造、ひび割れの深さ、発生位置、進行状況などを確認したうえで判断する必要があります。

④窓やドア周辺から伸びるひび割れ

窓・玄関・勝手口などの角から、 斜め方向へひび割れが伸びている場合があります。

開口部の角は力が集中しやすいため、 外壁の状態を確認する際には注意して見ておきたいポイントです。

⑤塗膜だけに発生しているひび割れ

外壁材そのものではなく、外壁表面を保護している塗膜だけに 細かなひび割れが発生していることもあります。

この場合は外壁材そのもののひび割れとは対応方法が異なる可能性があります。

「塗膜が割れているのか」「外壁材まで割れているのか」を確認することが、補修方法を考える第一歩です。

4. ヘアークラックと注意して確認したいひび割れの違い

外壁のひび割れを確認するときには、 幅だけを見るのではなく、長さ・深さ・発生場所・周囲の症状なども確認します。

確認ポイント 比較的細いひび割れ 注意して確認したい状態
髪の毛のように細い 明らかに幅がある・広がっている
深さ 表面的に見える 奥まで続いているように見える
長さ 短いものも多い 長く連続している
場所 外壁表面など 窓角・建物角などに集中
周囲の症状 目立った症状がない 浮き・雨染み・さび汁などを伴う

この表はあくまで確認の目安です。
ひび割れの幅や見た目だけで、建物の安全性や必要な補修方法を判断することはできません。

5. 「外壁ひび割れが0.3mm以上なら危険」は本当?

外壁ひび割れについて調べていると、

「0.3mm未満ならヘアークラック」
「0.3mm以上なら危険」

といった説明を目にすることがあります。

住宅の補修に関する技術資料では、 概ね0.3mm未満か、0.3mm以上かを補修方法を考える一つの目安として扱う例があります。

また、災害による住宅被害の確認に用いられる資料でも、 モルタル等の外壁について0.3mm未満・0.3mm以上という区分が使われることがあります。

しかし、この数字だけで 「0.29mmだから安全」「0.31mmだから危険」 と判断できるわけではありません。

ひび割れを見るときに確認したいこと

  • ひび割れの幅
  • ひび割れの深さ
  • 長さや方向
  • 発生している場所
  • ひび割れが広がっていないか
  • 雨染みや浮きを伴っていないか
  • さび汁などが発生していないか

0.3mmという数値は判断材料のひとつとして考え、 ひび割れ全体の状態を見ることが重要です。

参考: 住宅紛争処理技術関連資料集

6. 地震後に外壁ひび割れを自分で確認する5つのポイント

ご自宅の外壁を安全な場所から確認する際には、 次の5つをチェックしてみてください。

1. ひび割れの幅

髪の毛のように細いのか、目で見てもはっきり分かる程度の幅があるのか確認します。

2. ひび割れの長さ

数cm程度なのか、外壁を長く横断するように伸びているのかを確認します。

3. ひび割れの方向

縦方向・横方向・斜め方向など、どのようにひびが伸びているかも確認しておきましょう。

4. 発生している場所

特に次のような場所は確認しておきたいポイントです。

  • 窓の角
  • 玄関や勝手口の周辺
  • 建物の角
  • 外壁材の継ぎ目周辺
  • 基礎に近い部分

5. ひび割れ以外の症状

ひび割れだけではなく、その周囲も確認してください。

  • 外壁が浮いている
  • 塗膜が剥がれている
  • 雨染み・変色がある
  • さび汁のようなものが出ている
  • 外壁材に反りやずれがある
  • 室内側にもシミや雨漏りがある

熊本県でも、外壁について ひび割れ・浮き・タイルのはがれなどの劣化や損傷がないか点検し、 必要に応じて補修するよう案内しています。

参考: 熊本県「外壁等の落下防止対策について」

7. 地震後は「ひび割れが広がっていないか」を記録する

地震後にひび割れを見つけた場合には、 すぐに埋めたり塗ったりする前に、状態を写真で残しておくことをおすすめします。

  • ひび割れ全体を撮影する
  • 近くからも撮影する
  • 撮影した日付を残しておく
  • 可能であれば大きさが分かるように撮影する
  • 後日、同じ位置から再度撮影する

時間が経過しても状態が変わっていないのか、 少しずつひび割れが広がっているのかによっても判断材料が変わります。

特に地震後に発見したひび割れは、 補修前の状態を記録しておくとよいでしょう。

8. 外壁ひび割れを放置するとどうなる?

外壁のひび割れをそのままにしていると、 状態によっては雨水が内部へ入り込みやすくなる可能性があります。

外壁にひび割れが発生

雨水が入りやすくなる場合がある

下地や外壁内部へ影響

塗膜の浮き・剥がれなどにつながる可能性

状態によっては補修範囲が広がることも

また、外壁の浮きや剥がれを伴っている場合には、 外壁材などの落下による二次被害にも注意が必要です。

一方で、 細いひび割れが1本あるだけで、すぐ重大な問題になるとは限りません。

だからこそ「放置してよい」「すぐ工事しなければならない」と 見た目だけで判断するのではなく、現在の状態を確認することが大切です。

9. 外壁にひび割れがあったら「すぐ塗装」ではありません

外壁にひび割れを見つけると、

「外壁塗装をすればひび割れも直るのでは?」

と思われるかもしれません。

しかし、ひび割れの原因や状態によって必要な対応は異なります。

状態 考えられる対応例
塗膜表面の細かなひび割れ 下地調整後に塗装など
外壁材そのもののひび割れ ひび割れ補修後に仕上げ
目地・シーリングの劣化 シーリング補修など
外壁材の浮き・反りを伴う 外壁材自体への補修を検討
建物の動きなどが疑われる 原因の確認を優先

原因を確認せずに表面だけを塗ってしまった場合、 原因が解消されていなければ、 再び同じ場所にひび割れが現れる可能性があります。

ひび割れを「隠す」ことより、
「なぜ割れたのか」を確認することが大切です。

10. なぜ外壁ひび割れは「診断」が必要なのか

外壁ひび割れの診断を行う目的は、 「工事をするため」だけではありません。

本来の目的は、 現在の状態にどのような対応が必要なのかを判断することです。

同じように見えるひび割れでも、

  • 塗膜だけのひび割れなのか
  • 外壁材まで達しているのか
  • 経年劣化によるものなのか
  • 建物の動きが関係しているのか
  • 雨水の侵入が疑われるのか
  • 部分補修で対応できるのか
  • 塗装も必要なのか
  • 現時点では経過を確認すればよいのか

などによって対応は変わります。

住宅の補修に関する技術資料でも、 ひび割れの原因が構造耐力上の問題による場合には、 その問題が取り除かれていることを確認したうえで補修する考え方が示されています。

つまり、 補修や塗装をする前に原因を確認することが重要なのです。

11. 外壁ひび割れにはどんな補修方法がある?

ひび割れの補修方法は、外壁材やひび割れの状態によって異なります。

微細なひび割れへの対応

比較的細いひび割れの場合には、 下地の状態を確認したうえで適切な材料による補修や塗装を行うケースがあります。

シーリング材などによる補修

ひび割れ部分の状態に応じて、 シーリング材などを使用して雨水の侵入を防ぐ補修を行うことがあります。

外壁材そのものを補修するケース

外壁材に大きな割れや浮きなどがある場合には、 塗装だけではなく外壁材そのものへの補修が必要になる場合があります。

補修後に外壁塗装を行うケース

外壁全体の塗膜劣化なども進んでいる場合には、 ひび割れを適切に補修したうえで外壁塗装を行うケースもあります。

重要なのは、 先に原因と状態を確認し、それに合った補修方法を選ぶことです。

12. こんな外壁ひび割れは一度専門家に相談を

次のような状態が確認できる場合には、 一度専門家による確認を検討してみてください。

相談を検討したいチェックポイント

  • 地震後に新しくひび割れを発見した
  • 以前よりひび割れが広がっている
  • 長いひび割れが発生している
  • 窓やドアの角から斜めに伸びている
  • 複数箇所にひび割れが集中している
  • ひび割れ周辺の外壁が浮いている
  • ひび割れからさび汁のようなものが出ている
  • 雨染みや変色がある
  • 室内にも雨染みなどの異常がある
  • 地震前にはなかった外壁のずれや変形がある

13. まとめ|外壁ひび割れは「塗る前に原因を確認する」

外壁にひび割れがあるからといって、 すべてが危険な状態というわけではありません。

髪の毛のように細いヘアークラックや、 塗膜表面だけに発生しているひび割れなどもあります。

一方で、外壁材までひびが達していたり、 外壁の浮き・雨染み・さび汁など別の症状を伴っていたりする場合もあります。

そのため、 ひび割れの幅だけを見て「大丈夫」「危険」と判断することはおすすめできません。

外壁ひび割れは
「すぐ塗る」のではなく
「まず原因と状態を確認する」

原因が分からないまま表面だけを塗装しても、 原因そのものが残っていれば再びひび割れが現れる可能性があります。

地震後に新しいひび割れを見つけた場合には、 まず写真で状態を記録し、必要に応じて専門家に確認してもらいましょう。

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地震後、

「外壁に新しいひび割れを見つけた」
「細いひびなので放置してよいのか分からない」
「以前よりひび割れが広がっている気がする」
「補修だけでいいのか、外壁塗装も必要なのか知りたい」
「他社からすぐ塗装した方がいいと言われて不安」

といった段階でもご相談いただけます。

スターペイントでは、ひび割れだけを見るのではなく、 周辺の外壁状態や塗膜、シーリングなども確認し、 必要に応じて含水率計なども活用しながら建物の状態を確認します。

そのうえで、 「補修が必要なのか」 「塗装まで必要なのか」 「現時点では経過を確認してよいのか」 をできる限り分かりやすくご説明します。

診断をしたからといって、その場で外壁塗装を決めていただく必要はありません。

スターペイントでは、熊本北店・熊本南ショールーム店・益城店の3店舗を通じて、 地域の皆さまのお住まいに関するご相談を承っています。

まずは現在の状態を確認し、必要な対応を一緒に考えていきます。



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