外壁塗装で聞く「ケレン」って何?
2026.11.01

外壁塗装で聞く「ケレン」って何?
外壁塗装の見積書や工事内容を見ていると、「ケレン」という聞き慣れない言葉が書かれていることがあります。
「ケレンって何をする工事なの?」
「塗装するのに、どうして削る必要があるの?」
と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
ケレンとは、塗装前の下地を整えるために、サビや古い塗膜、汚れなどを除去したり、表面を整えたりする作業のことです。
塗装は、ただ塗料を塗ればきれいに仕上がるわけではありません。
塗装する面がどのような状態になっているのかを確認し、必要な下地処理を行ってから塗装することが重要です。
特に鉄部などでは、サビや浮いた古い塗膜が残ったままでは、塗料が十分に密着しにくくなる場合があります。
そこで重要になるのがケレン作業です。
ケレンは「削ること」が目的ではありません
ケレンと聞くと、
「表面を削ってきれいにする作業」
というイメージを持つかもしれません。
もちろん、表面を研磨する作業が含まれることはあります。
しかし、本当の目的は単に削ることではありません。
その後の塗装に適した状態へ下地を整えることがケレンの目的です。
例えば、鉄製の部材にサビが発生していたとします。
そのまま塗装すると、サビや劣化した部分の影響を受けて、塗膜の状態が悪くなる可能性があります。
そこで、サビや浮いた塗膜などを除去し、必要に応じて表面を整えます。
このように、ケレンは塗装そのものよりも前に行う、重要な準備工程なのです。
どんな場所でケレンが必要になる?
ケレンは、住宅のすべての場所で同じように行うわけではありません。
特に関係が深いのが、金属製の付帯部です。
住宅には外壁だけでなく、さまざまな部材があります。
例えば、
- 雨樋の金属部分
- 水切り
- 破風板
- シャッターボックス
- 金属製の部材
- その他の鉄部
などです。
こうした部材では、経年によってサビや古い塗膜の劣化が見られることがあります。
そのため、塗装前に状態を確認し、必要な下地処理を判断します。
サビがある部分では特に重要
金属部で気をつけたいのがサビです。
サビをそのままにして、その上から塗料を塗るだけでは、十分な状態をつくれない場合があります。
サビの範囲や進行具合を確認し、
「どこまで除去する必要があるのか」
「表面をどのように整えるのか」
を判断する必要があります。
また、サビだけでなく、古い塗膜が浮いている場合にも注意が必要です。
古くなった塗膜がしっかり密着していない状態で残っていると、その上から新しい塗料を塗っても、下地の状態が影響してしまう可能性があります。
そのため、劣化した部分を適切に除去してから次の工程へ進みます。
ケレンにはさまざまな方法がある
ケレン作業は、住宅の状態によって方法が異なります。
軽いサビや表面の劣化であれば、手工具や研磨道具などを使って処理する場合があります。
一方で、劣化が進んでいる場合には、よりしっかりとした除去・研磨が必要になることもあります。
つまり、
「ケレン=必ず同じ道具で同じ作業をする」わけではありません。
部材の素材やサビの程度、古い塗膜の状態などを確認し、必要な方法を選ぶことが重要です。
ケレンを省いたらどうなる?
では、必要なケレンを行わなかった場合はどうなるのでしょうか。
すべてのケースで同じ症状が発生するわけではありませんが、下地処理が不十分な状態では、塗装後の仕上がりや塗膜の状態に影響する可能性があります。
例えば、
- 塗料が十分に密着しにくい
- 表面の凹凸が仕上がりに影響する
- 劣化した旧塗膜の影響が残る
- サビの状態によっては再発につながる
- 塗膜の剥がれなどにつながる可能性がある
といったことが考えられます。
だからこそ、塗装工事では「何を塗るか」だけでなく、**「塗る前にどのような状態をつくるか」**が重要なのです。
外壁塗装は下地処理まで含めて考える
外壁塗装というと、どうしても「塗料」に目が向きます。
「シリコンにするか」
「フッ素にするか」
「どんな色にするか」
など、塗装後の仕上がりを考えることはもちろん大切です。
しかし、その前段階である下地処理も同じくらい重要です。
下地の状態が整っていなければ、塗料本来の性能を十分に発揮できない可能性があります。
そのため、塗装工事を検討するときは、塗料の種類だけではなく、
下地処理 → 下塗り → 中塗り → 上塗り
という流れ全体で考えることが大切です。
ケレン作業は「見た目」だけでは分かりにくい
ケレンの難しいところは、作業中の工程が完成後には見えなくなることです。
完成した住宅を見ると、どのような下地処理をしたのかは分かりにくくなります。
そのため、
「完成したらきれいになるから、下地処理はそこまで気にしなくてもいい」
と考えてしまいがちです。
しかし、実際には塗装前の準備こそが仕上がりを支える重要な工程です。
見えなくなるからこそ、見積書や施工内容を確認しておきたいポイントでもあります。
見積書に「ケレン」と書いてあったら確認したいこと
見積書にケレンという記載があった場合は、単に「ケレンあり」とだけ見るのではなく、
「どの部分に行うのか」
「どのような状態を処理するのか」
「どの程度の下地処理を予定しているのか」
を確認すると、工事内容がより分かりやすくなります。
特にサビが目立つ金属部などがある場合は、現地の状態によって必要な作業内容が変わることもあります。
そのため、現地調査と合わせて確認することが大切です。
ケレンはすべての外壁に同じように必要?
ここも注意したいポイントです。
ケレンは、住宅のすべての外壁面に一律で同じ作業をするものではありません。
例えば、サビのある金属部と、状態の異なる外壁面では必要な下地処理が違います。
素材や劣化状況によって必要な作業は変わるため、
「全部の場所を同じ方法で処理する」
という考え方ではなく、部材ごとの状態を確認して判断することが重要です。
ケレンと塗料選び、どちらも大切
外壁塗装では、
「高性能な塗料を使えば安心」
と考えてしまいがちですが、塗料の性能だけで工事の良し悪しが決まるわけではありません。
塗装する面が適切な状態に整えられていることも大切です。
つまり、
下地の状態を確認する → 必要な処理をする → 適した塗料を選ぶ → 正しく施工する
という流れを考えることが重要です。
倉敷市・早島町・総社市で外壁塗装をご検討の方へ
外壁塗装を考えるときは、つい完成した外観や塗料の種類に目が向きます。
しかし、きれいな仕上がりを支えているのは、目に見える塗装だけではありません。
サビや古い塗膜などを確認し、必要に応じて適切な下地処理を行うことも大切です。
ケレンは、その代表的な工程の一つです。
「見積書にケレンと書いてあるけれど、何をするの?」
「金属部のサビが気になる」
「塗装前の下地処理をきちんと確認したい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
スターペイント倉敷店では、倉敷市・早島町・総社市を中心に、お住まいの状態を確認しながら、必要な塗装・メンテナンスについてご提案しています。
見た目だけでは分かりにくい部分も含めて、お住まいに合った工事内容を考えることが大切です。