屋根材の種類と特徴~6種類の徹底比較~
みなさま、こんにちは。
福岡県 福岡市の外壁塗装 屋根塗装専門店
スターペイント和白ショールームの西山です。
今回はお屋根の塗装時期について書いていきます。外壁塗装・屋根塗装の考えているみなさま、外壁やお屋根の修繕時期を知る参考にして頂ければ幸いです。
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①スレート系(カラーベスト/コロニアル)
◎スレート瓦とは
⇒粘板岩を薄い板状に加工したもの。青黒色で独特な模様をしているのが特徴になっています。
天然のものは高級で価格が高いため、日本ではあまり普及していません。
日本で普及しているものというと、【化粧スレート】というセメントと繊維質材料をまぜた板。
皆様耳にしたこともあるのではないでしょうか?「カラーベスト」・「コロニアル」と呼ばれるものです。
ここではこの【化粧スレート】についてご紹介します。
◎メリット
‣耐震性が高く、軽い
‣安価
‣対応可能業者が多い
上記の通り、化粧スレートは薄く重量も軽い。おおよそ厚さ5~6mmと建物への負担も少なく耐久性も高い優れものです。
瓦などより安価であるため、費用を抑えられることもメリットです。また、普及率が高いことから、工事を請け負える業者も多くなってきていると言われています。
★☆以前はアスベストが入っていましたが、健康被害等を受けることなどから、製造や使用が禁止となっています。☆★
◎デメリット
‣カビ・コケが生えやすく割れやすい
‣耐久性・防水性ともに乏しい
‣定期的メンテナンスが必須
上記、耐用年数は10~20年程がおおよその年数になります。
表面が劣化しやすいため、保護のためにも定期的なメンテナンスが必要になってきます。
◎スレート瓦のメンテナンス
〇メンテナンス時期〇
基本的には、約10年おきにメンテナンスを行うことを推奨しております。
10年はあくまで目安としてですので、劣化などが見受けられるタイミングでのメンテナンスがベストです。
◇サインとしてはコケ・カビ・鉄部の錆・塗装の剥がれが見られたら塗装を行うといいとされています。
屋根の割れ、棟板金の釘浮きなどが発生してしまうと雨漏りの原因にもなりかねないため、早めの補修・交換などの対応が必要になります。
※カビ・コケなどは軽度の場合、高圧洗浄等で綺麗にし塗装を行います。
◪スレートの反り・浮きに関しては、塗装で直せないため
「葺き替え」「補修工事」等のメンテナンスを検討して頂かなければなりません。
※スレート瓦の一種「パミール瓦」に要注意!!
②セメント系
◎セメント瓦とは
⇒セメント瓦とは、セメント1に対して川砂を2~3の割合で混ぜたモルタルを型に入れて形成し、塗装したものです。
◎メリット
‣熱に強い
‣膨張・縮小の影響を受けにくい
‣施工しやすい
◎デメリット
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◎スレート瓦のメンテナンス
〇メンテナンス時期〇
基本的には、約10年おきにメンテナンスを行うことを推奨しております。
10年はあくまで目安としてですので、劣化などが見受けられるタイミングでのメンテナンスがベストです。
紫外線や雨風、温度変化などで塗膜の劣化が進行すると、素材であるセメントの劣化も早くなります。もろくなってしまう前に定期的なメンテナンスをお勧め致します。点検の目安は10~15年となります。
セメント系の屋根材は色あせを起こすため、定期的な屋根塗装が必要です。
また、ズレが生じると、建物の中に雨水が侵入しやすくなります。放置してしまうと躯体を傷め、建物の寿命を縮める結果に。割れなどにも注意が必要です。塗膜が剥がれ表面に骨材が現れた状態はもろく、少しの力でも割れてしまいます。セメント瓦の割れは雨漏りの原因となってしまします。
③モニエル瓦
◎モニエル瓦とは
モニエル瓦はヨーロッパ発祥の瓦で、セメントと砂を使用した瓦です。デザイン性や高い防水性、耐久性、そして当時アスベストを使用していない建材として日本でもたくさん使用されました。
※モニエル瓦 F型(フラット)
しかしこのモニエル瓦、今は主流でないどころかすでに廃版になってしまっています。
つまり、万が一瓦の割れなど取り換えが必要な劣化状況の場合は予備瓦や店舗在庫があればいいですが、取り寄せの場合はもはや手に入らないことが多いということ。そのためモニエル瓦を使用している場合は瓦をより長持ちさせるためにメンテナンスには気を使ってあげる必要があります。
もちろん、屋根の全面葺き替え、という選択肢もあるにはありますが、工事にかかる費用は一気に跳ね上がります。理想は外壁塗装を行う際に一緒に塗装様でのメンテナンスを定期的にすること。
そうすることで例え廃版になっているモニエル瓦でも余分な費用をかけずに手入れすることができます。
もう一つ重要なのがモニエル瓦の特徴と塗装リフォーム工事の際の注意点。
実は、モニエル瓦は瓦本体にスラリー層と言われる着色層があり、その上にクリア塗装された状態で使用されます。つまり、断面的にお伝えするとセメントと砂で形成された瓦本体の上にスラリー層、さらにその上の表面に当たる部分にクリア塗料の塗膜があって、劣化が進めば進むほど瓦本体がむき出しになっていきます。
また、モニエル瓦は『塗料を沢山吸い込んでしまう瓦』であることも重要なポイントです。
通常は下塗り、中塗り、上塗りの3回3層で塗装リフォームは行われるのですが、モニエル瓦はその性質上入念な下地処理と専用の下地剤を使用する必要があります。場合によっては下地を2回塗る必要がある場合も・・・。
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【下地処理】
・スラリー層の除去
※スラリー層が残っていると施工後にスラリー層と一緒に塗膜が剥がれることがあるため。
これは基本的には高圧洗浄で行います。通常の洗浄時よりも機械の出力を上げて徹底的に洗浄していきます。(塗装リフォーム工事用の高圧洗浄機はガソリンで使用する強力なものです)場合によっては高圧洗浄でも落としきれなかったスラリー層をケレンで落とすこともあります。
・下地材塗布
※スラリー対応の専用下地を使用します。
モニエル瓦の専用下地で下塗りをします。そもそもモニエル瓦でなくとも、劣化行状が進めば進むほど塗料を吸い込んでしまうことはままあるのですが、モニエル瓦は中でも吸います。
下地剤は塗料の接着剤の役割を持っているため、必要以上に瓦が塗料を吸ってしまうと、接着剤の役割を果たせなくなってしまうのです。
そこで、モニエル瓦の場合は専用の下地材を使用します。さらに、劣化が酷く専用下地を使用してもなお吸い込みが激しい場合は下塗りを複数回行う場合もあります。
あとは通常通り中塗り、上塗りを行って終了になります。
上記の理由でモニエル瓦の塗装リフォーム工事は注意が必要になってきます。
④粘土系(瓦)
陶器瓦やいぶし瓦などが一般に粘土系といわれる瓦です。粘土系の瓦は寿命が長く、色落ちなどもほとんどありません。汚れがひどい場合には洗浄するか部分的に交換するかをご検討ください。ずれや浮きがあれば、瓦を固定している屋根面の接合部の漆喰が崩れている可能性があります。コケや雑草を放置すると根から雨水を屋根に引き込んでしまう原因となるので注意が必要です。点検の目安は20~30年です。
粘土系の瓦は、高い耐久性により一般的な屋根材とは違い、劣化すりことがほとんどなく塗り替えなどの必要はありませんが、ヒビやコケ、ズレに要注意です。瓦の表面に細かいヒビが入った現象を貫入といいますが、小さなものは問題ありません。ズレは、漆喰が剥がれ瓦が固定されておらず、少しの衝撃で瓦が落ちる危険な状態です。
⑤金属系(銅板)
銅板はさびにくい金属として古くから使われている、最も安くて経済的な屋根材です。銅は緑青(ろくしょう)が出て緑色に変色すると、それ以降、長年にわたり使用できますが接する素材との組み合わによっては劣化が早まると言われていますので注意が必要となります。点検の目安は10~20年です。
銅板などの屋根材は、サビや浮きには要注意です!
一度サビてしまうと、健全な部分にもサビが侵食し、最後には穴が開いてしまいます。また、劣化すると板金を止めている釘の浮きや屋根材の割れや、反りが起こります。浮きを放置してしまうとそこから水分が染み込みます。台風や、強風の後は、浮き上がったりガタついているところはないか、専門かにしっかり点検してもらいましょう。
【ガルバニウム鋼板】
金属の名前ではなく日鉄住金鋼板株式会社の製品名で主にアルミニウムと亜鉛にて作られた鋼板です。
ガルバニウム鋼板は塗装しなくて良いとも言われておりますが劣化してくると塗装は必要です。
カラーバリエーションが豊富で値段も安く耐久年数は40年前後と言われております。
【銅板】
軽量で地震に強く耐久年数は50~60年と言われております。
また、錆びにくく安いのも特徴です。
銅板は塗装しても剥がれてしまうので基本的に銅板へは塗装いたしません。
【トタン】
雨漏りしにくく素材が安い点が特徴です。
トタンは塗装する際は基本的に錆びがあるのでケレン作業後錆び止めを塗り実際に塗装を行っていきます。
見た目の安っぽさが短所としてございます。
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