レンガの色分けの話し。~目地出し施工~ 福岡 外壁・屋根塗装 防水工事 専門店 スターペイント 20190817
みなさん、こんにちは。
スターペイント春日ショールーム店の板島です。
8月もあっという間に後半に差し掛かり、全書の中に秋の気配が感じられるようになりましたね。
今日は、タイトルにもある『目地出し施工』についてお話しようと思います。
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突然ですが、皆さんのご自宅の外壁はどんな建材が使用されていますか?
最近の主流はサイディングといわれるもので、簡単にいうと、様々な模様があらかじめ入った板(サイディングボード)をつなぎ合わせて貼り付ける手法の外壁です。※外壁の種類にはサイディング以外にもありますが、今回は省略します。
このサイディングボード、実に豊富な柄の種類があることも人気のひとつ。
石材をイメージさせるものから、レンガやタイルを彷彿とさせるもの、凹凸の感じも多彩で、比較的手軽に様々なデザインを家に組み込むことが出来るので、私たちスターペイントにやってくるお客様のご自宅でも本当に様々な外観を見ることが出来ます。
さて、今回の記事で焦点を当てるのは、そんな数あるサイディングの種類の中でも、レンガを模したデザインの外壁についてです。
例えばこんな感じ👆
ここでひとつ具体的なお話をしましょう。
先月、スターペイント春日ショールームに来店されたO様のご自宅の外壁は、レンガ調のサイディングを用いているご自宅でした。
レンガの部分はまだらな茶系で、レンガとレンガの間の目地部分はグレーでデザインされています。
外観に劣化が感じられ、美観を取り戻す為にも塗装を考えているのだけれど、配色は極力変えたくない、との事でした。
ここで重要なのは、配色を変えたくない。つまり、レンガとレンガの間の目地の色分けはしてほしい、というところ。
塗装リフォームでは、黒なら黒、白なら白と、壁一面を決めた色で塗りつぶすのが一般的。クリヤ塗装ならまだしも、色を重ねる場合は元の模様や細かな配色は消えてしまうのが基本です。ではO様の場合はどうされたのか・・・。O様の希望を叶える方法はないのか・・・。
ズバリ言います。方法はあります!その方法は
!目地出し施工!
O様も最終的には目地出し施工を選択されました。
では目地出し施工とは具体的にどんな施工方法なのか。画像で見るととってもわかりやすいのでこちらをどうぞ!
● 通常の施工方法 ●
※左から順に施工前、下塗り、中塗り、上塗りの様子です。
・(写真では施工前が目地とレンガに色の違いがほぼありませんが)通常の塗装の場合はこのように塗りつぶすような塗装方法です。
・凹凸は残るものの、色はベタ塗りになります。
・クリヤ塗装よりも耐候性に優れ、価格が相場的です。
● 目地出し施工 ●
・目地とレンガの色が塗り分けられているのが分かります。
・一色で塗りつぶすよりデザイン性が発揮されます。
・塗り分ける分手間がかかるため少し予算が上がります。
まとめるとこんな感じ。
どうですか?随分と印象が違いますよね。
ちなみに、目地出し施工の塗装作業は次のように流れていきます。
・下塗りを全体に塗る(下塗り)
・目地部分の色で全体を塗る(中塗り、上塗りの2回)
・レンガ部分の色で目地を避けてレンガ部部の表面に色を付ける(色の入り具合によって2~3回程度)
※専用のローラーを使用して、目地の溝に色が入らないようにレンガ部分の表面にだけ塗っていきます。
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作業工程としては塗装の基本である下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りを押さえたうえで最後にレンガの色分けをする工程が2~3工程ふえるというイメージです。当然職人の手間も、使用する塗料の量もふえるので金額が上がるという分けです。
しかし、見た目の面での利点は大きいので、デザイン性も重要視したいという方にはよく選ばれる工法です。
ちなみに、もうお気づきかと思いますが、目地出し施工であっても最初の3回はベタ塗りすることになるので、レンガ部分に細かな柄や色の変化がある場合は、その色柄が消えてしまうことは知っておいてください!
ご自宅の塗装リフォームを、デザインにもこだわって工事したいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
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