みなさんこんにちは。
外壁塗装・屋根塗装専門店
スターペイント春日ショールーム店です。

 

先日こんなお客様が春日ショールームにご来店されました。

「今の色がお気に入りやけん絶対変えたくないんよ。だからクリア塗装をしたい」

 

 

そのお気持ち、すごくわかります・・・！

一生ものとしてこだわり抜いたお家の色だからこそ、築年数がたっても見た目を変えたくないという思いも当然ありますよね。

実際このお客様だけではなく、出来ることなら色あいやデザインを維持したまま塗装をしてくれというご依頼は結構あります。

 

しかしクリア塗装をするにはいくつかの条件があるため、注意が必要なんです😲😲！

さっそく一緒に見ていきましょう！！

 

 

クリア（クリヤー）塗装とは

クリア塗装（クリヤ塗装）とは、読んで字のごとく透明色の塗料を使うことで、下地の色やデザインをキープしたまま防水機能を高められる外壁塗装の種類の一つです。

クリヤー塗装やクリア―塗装と呼ぶこともあります。

 

＼こんな人におすすめ！／

 

近年のサイディングは色やデザイン性が追及されたオシャレなものが多いので、クリア塗装自体の需要も高まっています。

 

 

クリア塗料も一般的な塗料同様、アクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系といった種類があり、グレードが高くなるにつれて価格も耐久年数も上がっていきます。

★塗料の種類については、こちらの記事をご覧ください
→→　外壁塗装”塗料のいろは”~塗料の種類と選び方~

 

 

【クリア塗装と一般的な塗装の違い】

クリア塗装で使う塗料と一般的な塗装で使う塗料では、色が透明な以外にどういった違いがあるのでしょうか？
2つの違いがあります。

 

・塗料成分の違い

クリア塗料には、一般的な塗料で色を付けるために配合される「顔料」が含まれていません。

そのため、クリア塗装では顔料がもととなるチョーキング（外壁を触ると白い粉のようなものが付く現象）という劣化現象が起きません。

 

・施工方法の違い

クリア塗装は作業工程が通常の塗りつぶしに比べて工程が１つ少なくなります。

通常は下塗り、中塗り、上塗りの3工程をかけるのに対し、クリア塗装は上塗りの2回塗りで完了します。

※クリア塗装は透明なぶん手抜き工事に気が付きにくいので、業者選びが肝心です！

 

クリア塗装のメリット・デメリット

ここではクリア塗装の特徴をメリットデメリットに分けて簡単にあげていこうと思います。

 

 

クリア塗装は見た文字通り透明の塗料を塗っていきます。色付きの通常通りの塗装とは違い、紫外線が透過しやすいため、環境にもよりますが、一般的には通常の塗装より紫外線の影響は受けやすいと考えるとよいでしょう。

さらに、クリヤー塗装はチョーキング現象が起こらないことで劣化状況を判断しにくい側面もあるので注意しましょう！

 

【クリヤー塗装の適正年数は７年～９年】

クリア―塗装の適正年数は一般的な塗装の適正年数が約10年として、約3年ほど短いと考えて良いでしょう。

 

理由は・・・

・色褪せしてしまった場合その色褪せは元に戻らない為、色褪せした状態でテカテカしてしまう。

・コーキングが劣化した場合、打ち替えの際にどうしても色が変わり目立ってしまう。

・コーキングの打ち替えの際、カッターなどで切る際にどうしてもボードを切ってしまい角が削れてしまう為クリヤー塗装では隠せない。

・サイディングボードのビス周りの剥離がそのまま残る。

 

からです！

 

◎外壁塗装の一番の目的は雨漏りから家を守る事です。

適正年数を過ぎている場合はクリヤー塗装はお勧めしません！

家にあった塗料を選びましょう。

 

クリア塗装による工事が可能な条件

冒頭で、クリア塗装を選択するためにはとっても大切な条件があるということをお話ししました。

これまでの章はこの条件を理解していただくための予備知識です。

さてここからが本題！その条件とはいったい何でしょうか？

 

【クリア塗装をする条件】

その1：補修箇所がないこと

その2：激しいチョーキング現象が出ていないこと

 

総じてポイントになるのは劣化症状がない、または軽度であることです。理由は簡単。

 

ズバリ

クリア塗装は外壁材が丸見えになってしまうから！

 

・・・何を当たり前のことを言っているのかと思ったあなた、たしかに当たり前のことですが、これはとても重要なポイントなのです。

クリア塗装は元の色や柄を活かす施工であるため、万が一補修箇所（ひび割れなど）があった場合は補修跡が丸見えになってしまうのです！

せっかく防水性や艶を取り戻しても、見た目がつぎはぎのようでは喜んではいられませんよね？

 

※外壁のひび割れ補修後

 

また、チョーキング現象がすでに起こっている場合も注意が必要。

チョーキング現象（劣化の程度について）は簡単に言うと触れたときに粉が付いてしまう現象のことを言うのですが、そもそもこの粉は塗料に含まれる顔料が樹脂成分の劣化によって粉吹き状態になってしまっていていることを指します。

そのため、チョーキングが出てしまっている段階でクリア塗装をすると、乾燥後にぼんやり白っぽく濁ってしまうことがあるのです。

 

※チョーキング現象

 

塗装リフォームは通常元の色を”塗りつぶすように”施工していきますので、どうしても屋根や外壁の1面の中に細かな表情を作ることはできません。

そのため新築時に使用した建材が凝ったデザインであればあるほど、そのままの維持には事前の備えが必要になります。

 

クリア塗装の本音：まとめ

 

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塗りつぶすような通常の塗装工事であっても、1階と2階でツートンカラーに塗り分けたり、出窓の様に立体感のあるバルコニー部分の配色を変えてみたりと、案外デザイン性に富んだ比較的自由に塗装リフォームを衣替えの様に楽しむことが出来る利点もあります。

最新の住宅塗り替えデザイン事情は施工事例で確認してみてください♪
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※通常の塗装工事の例